概 要
PROFILE

国公立大学歯学部の使命

国公立大学歯学部は地域医療に貢献しています。

高齢化が進んだ現代社会においては、高血圧や糖尿病等の全身的な病気を持った患者さんが歯科医院を受診する機会が増加しています。全身との関連をみながら歯科治療が行える歯科医師を養成するため、国立大学歯学部では併設されている医学部と協力して、臨床場面だけでなく、研究分野、教育分野においても歯科と医師との連携を進めています。どこに住んでいても必要な場合には、最先端の歯科医療を受けることができるように、国公立大学歯学部は地域バランスを考慮して全国各地に配置されています。

国公立大学歯学部は優秀な
歯科医師を養成しています。

歯科大学・歯学部の大切な役割は、国民の歯や口の健康を守る優秀な歯科医師を養成することです。質の高い教育の成果は、歯科医師国家試験の合格率でみることができます。歯科医師の資質上向のために診療技術の習得にも重点を置いています。

歯科医師国家試験合格率(新卒者)

国公立大学歯学部は国際協力に貢献しています。

わが国の進んだ歯科医学・歯科医療を開発途上国に伝え、その国の人々の歯科保健の向上に貢献することも、大学の大切な使命です。現在、日本で歯学・歯科医療を学ぶ留学生数は312人ですが、その90%以上が国公立大学に在籍しています(2002年)。留学生は帰国後、歯科大学や病院・診療所などで指導的立場にたって働き、母国の人々の歯や口の健康状態を改善していくために大きな役割を果たしています。


国公立大学歯学部長・歯学部附属病院長会議の目的

国公立大学歯学部長・歯学部附属病院長会議は、全国12校の国公立大学の歯学部・歯科大学の教育、研究等に係る諸問題及び関連する重要事項について協議し、相互の理解を深めるとともに意見の調整を図り、歯学教育研究等の情報発信を積極的に行い、我が国における歯学・学術の進歩発展に寄与することを目的としています。

出展(01~06):「21世紀の歯学・歯科医療をリードする国公立大学歯学部」