先端歯学国際教育研究ネットワークは、国内の歯科系大学や学部、関連分野の第一線で活躍する教育・研究者が結集し、国際的な連携体制を構築することで、日本の基礎および臨床歯学の教育・研究を世界水準に維持・発展させることを目的としています。本ネットワークの起源は、平成15・16年度に文部科学省の医療系学部等連携経費の助成を受け、全国国立大学歯学部長・病院長会議のもとに政策機能調整会議が設置されたことに始まります。その後、事業を発展的に継承する形で平成17年度に本ネットワークが組織され、平成18年度からは公私立大学の参加も得て、現在の幅広い連携体制が確立されました。
組織の中核となる「ネットワーク委員会」(令和7〜9年度は45名)には、各大学・機関を代表する委員が参画しており、そのうち2名は海外に研究室を有する国際的な視点を持つ委員です。
また、長年にわたりネットワークの発展に多大な貢献をいただいた13名の委員には「参与」としてご就任いただき、豊富な経験と知見を活かして貴重なご助言を賜っています。
さらに、「歯学政策研究プラットフォーム委員会」が事業方針の提言や組織運営の総括を担い、全国国公立大学歯学部長会議とも連携を図りながら、今後の課題抽出とその解決に向けて協力体制を強化しています。
本ネットワークの主な使命は、(1)優れた研究者の育成、(2)最先端の研究・教育の推進、(3)国際的・学際的ネットワークの構築にあります。科学的根拠に基づく歯科医学の発展を支える基盤として、今後も一層の努力を重ねてまいります。皆様のご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。